カテゴリ:香り( 4 )

香道

数年前まで香道をしていた。
もう10年近くなるだろうか、よく香道のお店に行っていた。
ある日香道の教室の第1期生を募集していたので私は迷わず入った。
昨日ブログで淡路島のイチゴ狩りのことを書いていたら、何故か香木のことも思い出したのである。

簡単に歴史をひも解くと、、、
538年仏教伝来があり、儀礼の場面で使われていた。
そして、香木は595年淡路島に漂着したと伝えられている。香木を焚いた島人はその香りに驚いて朝廷に献上し聖徳太子が沈香と鑑定。
このことが淡路島の香りの館に描かれている。
平安時代には貴族の間で薫物合わせなどが行われた。その様子は源氏物語「梅枝巻」にも描かれている。
その後室町時代には香道が成立する。

香木の種類は伽羅、沈香、白檀。
伽羅は沈香の中でも最上級。気品のある甘さがある。
沈香は樹木内に樹脂が長い年月をかけて、良質の香木になる。
白檀は私達に馴染みがある。お線香、扇子などに。
精油ではサンダルウッドと言う。
これらは熱を加えることで芳香を放つ。
香道において組香で使われる。

2011年11月に奈良の正倉院展に行った時の香木「蘭奢待」を思い出す。
その年は蘭奢待(香木 黄熟香)が14年ぶりに出された。
蘭奢待の前に立った時に香気を感じたのは錯覚でしょうか?
蘭奢待はジンチョウゲ科で今なお当初の香りを留めているそうだ。
名香。沈香の一種。
足利義政、織田信長、明治天皇も切り取って香りを楽しんだそうだ。
蘭奢待の文字の中に「東」「大」「寺」の文字が隠されている。
香炉、香木を用いた工芸品なども展示されていた。

香道は和歌や物語文学の世界、季節を主題にした組香。
いくつかの香木がたかれ香りを聞く。
まず茶道のように床の間の掛け軸を鑑賞し、正座して円を描くように座わる。
そして順番に香木の香りを聞いて、組み合わされた香をあてる。

私にとって香道の日は無の時間だった。
何も考えずただひたすら香りを聞く。
静寂なその時間がとても好きだった。
雑念が入らず、素直に香りを聞いた日は当たるような気がする。
あまりあたらないが・・・

ある新しい年の初めの香道であたったことがある。
その日は10の香りを聞いた。
難しかったが運がよくあたった。
記録紙(奉書)はその日の最高点者にいただけるのですが、いただくことができた。記念すべき日。とても嬉しくて、床の間に飾ったのを覚えている。
香道のおけいこの後、いつもいただくお抹茶と生菓子。

また帰国したら再開しようと思った。
[PR]
by linden2151026 | 2016-01-13 10:30 | 香り | Trackback | Comments(6)

新しくオープンした香水博物館 パリ

南仏グラースにある老舗の香水メーカーであるフラゴナール社の香水博物館がパリ市内には3つある。
いままで2つだったが、今年の9月12日に新しくオープンしたオスマン店で3つになった。
入り口を入ると地下へ。ここからは撮影禁止。薄明るい館内には古代エジプトから現代に至る香水の歴史を物語る映像や、香水瓶のコレクション、蒸留器、調香師のオルガンなど、また1階には香水瓶のラベルが展示されている。
そこからショップへと。日本では未発売なので興味のある方は香りの色々な商品がここで購入できる。
他の2つの香水博物館より新しい博物館はとてもモダンな館内だった。

何千年も前エジプトでは香りは宗教的な儀式に使われていたり、ミイラを保存するために使われていた。また香りはその昔疫病が流行った時代は身を守るために使われていたと言われている。その名残が今なお残るポマンダー。 ワークショップでよく作ります。

各国で採取される植物が描かれている大きいポスターがあり、ガイドさんがどこから来ましたかとみなさんに尋ねていた。
スペイン、ドイツ、イタリアからいらしてた。日本を見てみるとジンジャーの絵があった。
やはりしょうがは私達日本人には身近なものだ。

香水が好きな方、アロマセラピストにとってはとても魅了される空間。

新しくオープンしたオスマン店

d0337937_07043068.jpg

写真は入り口まで。ここからは撮影禁止になっている。


以前からあるキャプシーヌ通りにある
香水博物館の入り口

d0337937_07043113.jpg


入り口両側にあるポスター
グラースの町
山吹色の建物がフラゴナール香水博物館

d0337937_07043187.jpg
ダマスクローズの花びら

d0337937_07043294.jpg


調香師のオルガン
調香師はこの椅子に座って何百種類という香料の小瓶の中から組み合わせて香り(香水)を生み出す。
楽器のオルガンから名付けられた。香りは音楽との関連性があるのかもしれません。
トップノート、ミドルノート、ベースノートの香りがある。ノートの意味は「音符」ですから。
何百種類の香りを記憶しているネ(鼻)と呼ばれる調香師。

d0337937_07043209.jpg
このポスターのオルガンは比較的新しいものです。香水博物館に展示されているものは19世紀のものです。

調香のことはまたブログに書きたいと思います。

















[PR]
by linden2151026 | 2015-11-13 23:22 | 香り | Trackback | Comments(13)

香水瓶

d0337937_08211365.jpg
モンマルトルのアンティーク香水瓶のギャラリーに行ってきました。
それはもううっとりする空間。店内には沢山の香水瓶。オールドバカラの香水瓶。
どこから見ていいか、わからないくらい興奮している私。
素敵なマダムが応対してくださり、写真を撮るのも快くOKしてくださいました。
d0337937_07562360.jpg
「Kawaii」という文字見えますか?マダムにこれ日本語ですよね。と尋ねたら日本からいらした方は「キャ~かわいい」と、
マダムはその表情しておっしゃっていました(笑)
2014年には日本に某化粧品会社のお招きでいらっしゃったそうです。
形もいろいろあり、いろいろなお花がペイントされているものもありました。金の細工が施されているのも惹かれました。
香水を普段あまりつけない私ですが、香水瓶に魅了されて、コレクターになってしまいそうです。
d0337937_07565365.jpg

[PR]
by linden2151026 | 2015-10-05 08:00 | 香り | Trackback | Comments(0)

Route de L'encens

今日は「Route de L'encens」を初めて体験。
石を香道のように焚きます。自分の香りがあるそうなんです。ハーバリストでありセラピストのナフィサさんのショップ。
フランキンセンスのような石やカラフルな石もありました。
香道は香木を焚くのですが。

香道をとてもなつかしく思い出す。
もう6年、7年もまえのこと、京都の香木店に香道の教室の第1期生の募集があって早速申し込みをして始めました。
アロマセラピーと香道同じような香りの世界なのですが、私にとって月1回のおけいこはとても精神的に無になれる、私の最も安らぐ場所でした。

今日ナフィサにお会いして、この静かに薫る煙をみながらあの京都でのひとときを思い出しました。

d0337937_01021888.jpg
d0337937_01025022.jpg


[PR]
by linden2151026 | 2015-09-20 00:40 | 香り | Trackback | Comments(0)

パリ在住リンデンの日々の出来事


by linden
プロフィールを見る
画像一覧