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香水の街 グラース その1

ニース・コート・ダジュール国際空港からバスで約1時間のところに香水の街グラースはある。
バスに揺られてついたその町は、あまり観光地化されてなくて、中世の街へタイムスリップしたかのようだった。

グラースは香水の街として知られている。

グラースの街
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グラースで香水産業が盛んになったのは18世紀の終わり。それまでは革なめしの産業が中心だった。ある時香水付き皮手袋が考案され人気を得て今に至った。

70年代グラースではジャスミン、ローズ、ネロリ、ミモザの花が咲き乱れ、手作業で摘まれた後すぐに工場に運ばれて、伝統的な精油を抽出する香料会社が沢山あったそうだ。
伝統的な方法が80年代になると外資企業が参入してきて、昔ながらの抽出方法はなくなり香水工場は少なくなったと言う。
現在古い銅製の蒸留器を展示しているフラゴナール博物館がある。

フラゴナール博物館前にあるパヒューマーの像
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古い蒸留器

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昔ながらの方法で精油を抽出する過程を説明してくださった。
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冷浸法
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オルガン(調香台)
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動物性の香料
ムスク
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アンバーグリス
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by linden2151026 | 2016-02-07 09:38 | アロマセラピー

パリ在住リンデンの日々の出来事


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